暇さえあればネットで商品のスペックを調べている、釣り具マニアのサトルです。
本ブログでは、スペックと価格を徹底比較することで、目的別に最適な商品を紹介しています。
今回は、釣り用の冷凍庫がテーマです。
本記事を読んでいただければ、自分の用途に最適で、かつコスパの良い商品が分かるので、
後悔のない選択のために、参考にしていただければと思います。
結論:ケース別おすすめ
結論から言うと、ケース別のおすすめは以下の通りです。
・コスパに優れ、総合的に見ておすすめできるのが、ハイセンスのHF-A61W。
・霜取りが不要で、お手入れを楽にしたい場合は、アイリスオーヤマのIUSN-7A(商品リンク)。
・設置スペースが限られていて、幅がスリムなものが欲しい場合は、ヤマゼンのYF-SU50/70。
以下で、その理由をご説明していきます。
こちらが、今回比較する全機種の比較表です。
メーカー | 型番 (商品リンク) | 実売価格*1 (販売リンク) | 容量 (L) | 冷却方式 | 運転音 (dB) | 本体幅 (cm) | 年間電気代*2 | 最低温度 (℃)*3 |
アイリスオーヤマ | IUSD-6B | ¥23,030 | 60 | 直冷式 | 26 | 48 | ¥4,092 | 不明 |
アイリスオーヤマ | IUSN-7A | ¥45,800 | 66 | ファン式 | 24 | 55.2 | ¥7,936 | -21~-20*4 |
シャープ | FJ-HM7K | ¥58,099 | 72 | ファン式 | 非公開 | 49.5 | ¥8,587 | -21 |
ハイアール | JF-U6A-W | ¥19,800 | 60 | 直冷式 | 25 | 48 | ¥4,526 | -24~-22*4 |
ハイセンス | HF-A61W | ¥21,780 | 61 | 直冷式 | 24 | 48 | ¥4,557 | -28 |
マクスゼン | JF060HM01 | ¥22,480 | 60 | 直冷式 | 27.9*5 | 48 | ¥4,526 | 不明 |
マクスゼン | JF064ML01 | ¥21,980 | 64 | 直冷式 | 43 | 47.8 | ¥4,681 | -24 |
ヤマゼン | YF-MU60(W) | ¥27,800 | 64 | 直冷式 | 28 | 47.8 | ¥4,681 | -24 |
ヤマゼン | YF-SU50 | ¥39,519 | 50 | 直冷式 | 35 | 33.5 | ¥4,154 | -21 |
ヤマゼン | YF-SU70 | ¥44,800 | 70 | 直冷式 | 35 | 33.5 | ¥4,898 | -21 |
*2 年間消費電力量(kWh)×電力料金単価(31円/kWh)で計算。
*3 温度は取扱説明書に記載の目安です。
*4 取扱説明書の記述を基にした参考値。
*5 50Hzの場合。
釣り用冷凍庫を導入してみた感想
まだ購入自体を迷っている方もおられるかと思うので、製品の比較に入る前に、
参考までに私が思うメリットや懸念点、導入してみた感想をご紹介します。
以前私は、メインで使用している冷蔵庫の冷凍室に、釣り用の板氷、オキアミ、余ったエサなどを保管していました。
ただ、他の食品が入らないほどスペースを圧迫するし、釣り用のエサを食品と同じ場所に入れる事に、妻は抵抗があって嫌がっているようでした・・・笑
そこで、サブ冷凍庫として、以下でも紹介しているハイセンスのHF-A61Wを導入してみました。
結論から言うと、買って大正解でした。
大き目のペットボトル氷を作れるので氷を買わなくなりましたし、オキアミなどのエサをストックしておくと、釣り具屋に寄らずに直接釣り場に向かうことができます。
また、釣りすぎて食べきれない魚や、ふるさと納税などで購入した冷凍食品も、(釣り餌とは違う引き出しで)ある程度保管できるので、食費の節約にもなっています。
懸念点があるとすれば、一つ目は、設置スペースです。
これは、場所がなければどうしようもないですが、幅が34cm程度のスリムな商品もあります。
二つ目は、電気代かと思います。
機種にもよりますが、本記事で紹介しているものは、年間\4,000程度です。
高いと思うかどうかは人それぞれですが、個人的には、氷代や食費の節約にもつながっているので、
トータルコストは安いかなと思っています。
本記事での比較対象
本記事では、商品カテゴリーを絞った上で徹底比較するため、以下の商品を対象にしています。
扉タイプは、前開き
冷凍庫の扉タイプは、通常の冷蔵庫と同じような前開きと、上面が開く上開きがありあす。
前開きのメリットは、中身が取り出しやすい点です。
上開きは、開閉の際に冷気が逃げにくいメリットがありますが、取り出しにくいのがデメリットです。
好みで選んでも問題ないかと思いますが、本記事では前開きを対象にします。
(上開きの製品も、今後まとめる予定です!)
容量は50~70L
冷凍庫の容量は大きいほどいいですが、設置スペースと電気代の問題があります。
本記事では、セカンド冷凍庫として導入しやすい50~70Lの機種を対象にします。
参考までに、この容量で保管できるものの例をお示しします。
例として、ケース大きさの記載があるマクスゼンのJF064ML01の場合、
以下のように大2つ、小1つの引き出しがあります。

ここに3kgのオキアミブロックと1.7kgの板氷、その他小物を収納した場合、
おおよそ以下のように収まります。

オキアミが4枚と、板氷が2枚、パック餌などの小物が多数入ります。
大ケースの一つは普通の食品や魚を入れてもいいですし、結構入るのではないでしょうか。
もしこの容量で足りない用途の方は、100L以上などが選択肢になります。
(大容量の機種についても、今後まとめる予定です!)
なお、50L未満だと、30L程度のラインナップがありますが、かなり容量が小さいので対象外とします。
選び方、差別化ポイント
冷却方式:直冷式かファン式
・直冷式:霜取りが必要
・ファン式:霜取りが不要だが、本体価格・電気代が高い
冷凍庫の冷却方式には、直冷式とファン式があります。
違いは、霜取りの必要性の有無と、電気代です。
直冷式は、庫内の冷却器で直接冷やす方式で、定期的に庫内の霜取りが必要です。
ファン式は、庫外の冷却器の冷気をファンで送る方式で、霜取りが不要です。
一方で、ファン式は本体価格が2倍ほど高く、電気代も2倍ほど高いというデメリットがあります。
本記事で比較している機種だと、年間の電気代は、直冷式でおよそ4,000円、ファン式だと8,000円ほどになる計算です。
コストは高くなりますが、手入れが面倒という方にはおすすめです。
なお、電気代は、同じ冷却方式であれば、機種ごとの差は小さいです。
ちなみに、電気代の計算方法と安い機種の選び方については以下の記事で詳しく解説しています。
設定可能な最低温度
・-20℃未満に設定できた方が、アニサキス対策の安心度は上がる
設定可能な温度は、魚の冷凍でアニサキス対策を考えている人にとっては、重要です。
厚生労働省によると、アニサキスを冷凍で死滅させるには、-20℃以下で24時間冷凍する必要があります。
アニサキスによる食中毒を予防しましょう
一方で、家庭用の冷蔵庫は、-18℃程度のものが多いので、2日以上冷凍した方がいい、などと言われることがあります。
ただ、公式に発表されている基準は存在しないので、-20℃以下に設定できる機種の方が、安心度は高いです。
※温度設定ができない機種でも、「強」などのモードにすると、-20℃未満になっている可能性は高いです。
※メーカーが記載している設定温度はあくまで目安です。
※冷凍時間は、食材の中心温度が-20℃になってからの時間なので、正確なタイミングは不明です。
あくまで自己責任でお願いいたします。
運転音の大きさ
・運転音:-30dB未満なら、比較的静かな部類
冷凍庫を寝室などに置く場合は、運転音の大きさにも注意が必要です。
基本的に静音性の高い機種が多いですが、-30dB未満なら、静かな部類に入ります。
比較一覧表
以上を踏まえて、改めて比較表をご覧ください。
赤のアンダーラインがおすすめ商品、黄色のアンダーラインがおすすめポイントです。
メーカー | 型番 (商品リンク) | 実売価格*1 (販売リンク) | 容量 (L) | 冷却方式 | 運転音 (dB) | 本体幅 (cm) | 年間電気代*2 | 最低温度 (℃)*3 |
アイリスオーヤマ | IUSD-6B | ¥23,030 | 60 | 直冷式 | 26 | 48 | ¥4,092 | 不明 |
アイリスオーヤマ | IUSN-7A | ¥45,800 | 66 | ファン式 | 24 | 55.2 | ¥7,936 | -21~-20*4 |
シャープ | FJ-HM7K | ¥58,099 | 72 | ファン式 | 非公開 | 49.5 | ¥8,587 | -21 |
ハイアール | JF-U6A-W | ¥19,800 | 60 | 直冷式 | 25 | 48 | ¥4,526 | -24~-22*4 |
ハイセンス | HF-A61W | ¥21,780 | 61 | 直冷式 | 24 | 48 | ¥4,557 | -28 |
マクスゼン | JF060HM01 | ¥22,480 | 60 | 直冷式 | 27.9*5 | 48 | ¥4,526 | 不明 |
マクスゼン | JF064ML01 | ¥21,980 | 64 | 直冷式 | 43 | 47.8 | ¥4,681 | -24 |
山善 | YF-MU60(W) | ¥27,800 | 64 | 直冷式 | 28 | 47.8 | ¥4,681 | -24 |
山善 | YF-SU50 | ¥39,519 | 50 | 直冷式 | 35 | 33.5 | ¥4,154 | -21 |
山善 | YF-SU70 | ¥44,800 | 70 | 直冷式 | 35 | 33.5 | ¥4,898 | -21 |
*2 年間消費電力量(kWh)×電力料金単価(31円/kWh)で計算。
*3 温度は取扱説明書に記載の目安です。
*4 取扱説明書の記述を基にした参考値。
*5 50Hzの場合。
ケース別おすすめの理由
コスパ重視:ハイセンス HF-A61W
コスパが高く、総合的に見ておすすめなのが、ハイセンスのHF-A61W(実売価格¥21,780)です。
直冷式なので霜取りは必要ですが、電気代は安いです。
また、7段階の温度調節ができ、-28℃まで下げることができます。
なお、他の直冷式であるアイリスオーヤマのIUSD-6B、ハイアールのJF-U6A-W、マクスゼンのJF060HM01なども、温度調節以外のスペックはあまり変わらないです。
セールで安くなっていたり、メーカーにこだわりがある場合、これらの機種を選んでも大差ないかと思います。
霜取り不要:アイリスオーヤマ IUSN-7A
霜取りが不要なファン式で、比較的本体価格が安いのが、アイリスオーヤマのIUSN-7A(実売価格¥45,800)です。
対抗馬となるのはシャープのFJ-HM7Kですが、1万円以上の価格差があります。
なお、シャープはドアの開閉向きを変えられたり、細かな温度設定ができるなどハイスペックなので、
そのスペックが刺されば、選ぶのもありでしょう。
横幅がスリム:山善 YF-SU50/70
設置場所の幅が狭い場合、選択肢となるのは山善のYF-SU50/70(実売価格¥39,519)です。
幅が33.5cmと非常に狭く、スリムな見た目です。
もちろんその代わり、縦方向には高くなります。
直冷式にしては価格が高いですが、スリムさを重視したい場合は唯一の選択肢です。
容量50L, 70Lがあるので、用途に応じて選ぶのがよいでしょう。
まとめ
サブ冷蔵庫があると、氷や釣り餌、冷凍食品をストックでき、手間やコストの節約になります。
ぜひこの機会に導入して、便利な釣りライフを。
各商品には、表の実売価格をクリックすると飛べますのでご活用ください。
メーカー | 型番 (商品リンク) | 実売価格*1 (販売リンク) | 容量 (L) | 冷却方式 | 運転音 (dB) | 本体幅 (cm) | 年間電気代*2 | 最低温度 (℃)*3 |
アイリスオーヤマ | IUSD-6B | ¥23,030 | 60 | 直冷式 | 26 | 48 | ¥4,092 | 不明 |
アイリスオーヤマ | IUSN-7A | ¥45,800 | 66 | ファン式 | 24 | 55.2 | ¥7,936 | -21~-20*4 |
シャープ | FJ-HM7K | ¥58,099 | 72 | ファン式 | 非公開 | 49.5 | ¥8,587 | -21 |
ハイアール | JF-U6A-W | ¥19,800 | 60 | 直冷式 | 25 | 48 | ¥4,526 | -24~-22*4 |
ハイセンス | HF-A61W | ¥21,780 | 61 | 直冷式 | 24 | 48 | ¥4,557 | -28 |
マクスゼン | JF060HM01 | ¥22,480 | 60 | 直冷式 | 27.9*5 | 48 | ¥4,526 | 不明 |
マクスゼン | JF064ML01 | ¥21,980 | 64 | 直冷式 | 43 | 47.8 | ¥4,681 | -24 |
山善 | YF-MU60(W) | ¥27,800 | 64 | 直冷式 | 28 | 47.8 | ¥4,681 | -24 |
山善 | YF-SU50 | ¥39,519 | 50 | 直冷式 | 35 | 33.5 | ¥4,154 | -21 |
山善 | YF-SU70 | ¥44,800 | 70 | 直冷式 | 35 | 33.5 | ¥4,898 | -21 |
*2 年間消費電力量(kWh)×電力料金単価(31円/kWh)で計算。
*3 温度は取扱説明書に記載の目安です。
*4 取扱説明書の記述を基にした参考値。
*5 50Hzの場合。